top of page

あなたと

 ハリラブ!

過去4回の「ユー・キャント・ハリー・ラブ!」にお寄せいただいた感想、観劇時のエピソードをご紹介させていただきます。

まだまだ募集中です。上演年、お名前(ニックネーム可)、メールアドレスをご記入の上、こちらからお送りください。お寄せいただいた中から抽選でサイン入り弦巻楽団グッズをプレゼント!

□2005年上演

Real I's Production 第3回演劇公演
「ユー・キャント・ハリー・ラブ!」
会場:レッドベリースタジオ

 私はだいたい恋愛ドラマが苦手でしてテレビも映画も恋愛ものは避けてきました。ところが中味も知らずに観にいったのがこの「ユー・キャント・ハリー・ラブ!」。私と同い年の松本さんの演技に感動してしまいのめり込んで「うーんじれったい!しかしいい!」。帰りながらあーこういう恋愛もの好きだなあとほんわかしながら「そうだよなあ俺いつもせっかちであせるんだよなあ」そう「恋はあせらず…あせらず」。胆に命じよう、と今でも思ってます。

タナダミツル(劇団怪獣無法地帯主宰)

初日と楽日を観劇。
お洒落で小粋!ラブコメ少女漫画ちっくなお芝居♪という印象。
主役のまっつさんが、想像以上に、セリフ多く、出ずっぱりで、ただただびっくり。
沓掛さんがツボにはまり、一緒に観劇した友人とその後、しばらく沓掛さんごっこをした記憶も。(笑)
それから、ネタバレになってしまいますが、初日は、教授のラストのセリフで真っ暗になりエンドで、教授の淡い(?)恋は失恋で終わったのね…と、甘酸っぱい気持ちになりましたが、
楽日では、(いまの形の)セリフの後にサイレントでお芝居が続き、ハッピーな展開も予想されて、にまにましちゃいました。
テンポよく、キレよく、とっても面白かったのですが、人間ドラマよりもドタバタに意識が行ってしまい、ちょっと散漫な印象を持った記憶もあります。
13年前、レッドべりーという小さな箱、それほど多くない数の人々とこの素晴らしい作品の誕生に立ち会えたことは、私の生涯の宝です。

 

はるっち

 もう13年も前の作品ですか。もともと記憶力も良くないので忘れたり記憶変換されてる部分も多々あるかとは思いますが、正確さはあまり気にせずに行こうかなと思います。
衝撃でしたね。今までたくさんの札幌演劇を見てきましたが、観劇した後すぐに仲間達に宣伝した、しまくった作品はこの一本だけかな。レッドベリーに限って言えば1番の作品でしょうか。
なにに惹かれたのかストレートに考えると、映画シャルウィーダンスのラストに通ずる男の意固地なところですかね。凄い共感で心奪われました。見た後、満席なの分かってて無理矢理もう一回違う回見せてもらいましたっけ。そんな事も余所ではしたことないですな。それくらいのパワーを体感したという事でしょう。
 松本直人さんがとにかくはまり役でたまりませんでした。安福さんも素敵でしたね。近年ご一緒させてもらってる原田のあっちゃんを初めて見たのもこの作品だったかなと思います。
正直言えばこの作品はレッドベリーが1番似合うかと思います。舞台の近さ。窮屈さ。そこに自分もいる感覚というか。しかし現状ではもう戻れないのは分かっているのでもう一度レッドベリーで!とかの無理は言いますまい。あの感覚、大切にしておきたいと思います。


長流3平(3ペェ団札幌)

 2005年、僕も弦巻さんも血気盛んな20代、「大人も観られるラブコメディをっ!」と息巻き、背伸びして取り組んだ作品です。
以前、札幌演劇シーズン2016-冬での再演時に「この作品って、どんな作品?」にも文章を掲載したので、是非ご参照ください。
 
初演時、レッドベリースタジオ(以下:RBS)に舞台セットを詰め込んだら演技スペースが狭くて、役者たちが大変そうに動き回っていたなぁ。
DJブースなんか、RBSの玄関よりも狭かった(笑)
それが今や、5回目の再演、教文で、演劇シーズンのレパートリー作品として上演されるとは、、感慨深いですね。
 
見所はやはり新キャスト。
今まで不動の4番だった松本直人さんから、永井秀樹さんにバトンタッチ。
永井さんとは縁あって個人的にお世話になっていますが、こんな形で再会できるとは思いませんでした。
どんな「偏屈オヤジ」が登場するか、ワクワクしますね。
柴田知佳さんも今までで一番パワフルな姪っ子役を演じてくれるでしょう。
 
松本さん、やっと肩の荷が下りましたね。
ゆーっくりゆーったりとご観劇ください。
客席でお会いできたら嬉しいです。

 
Real I′s Production
プロデューサー
ヨコヤマカツトシ

□2007年上演

 

教文演劇フェスティバル2007

Real I’s Production

「ユー・キャント・ハリー・ラブ!」

会場:札幌市教育文化会館小ホール

 上演後、鳴りやまない拍手を覚えています。あれほどの鳴りやまない拍手は、あれ以降僕の見た芝居であっただろうか。僕も「これはおもしろい」と拍手していました。

 基本、他の人の作ったものはおもしろいと思わない僕がそう思ってしまった。「やられた」という感じです。賞賛するしかない。

 札幌演劇の傑作だと思いました。物語が淀みなく、そして多くの人が共感するテーマを含んでいる。笑って共感していくうちに、芝居の波に観客が飲み込まれていく。

 たびたび自分の劇団でも「ああいう拍手をもらおう」という話をします。そんな作品がある札幌の演劇はすごいと思うし、そんな札幌演劇の宝が「ユー・キャント・ハリー・ラブ」だと思います。

槙文彦(演劇集合体マキニウム)

舞台装置が格段にグレードアップして感動!
「広い空間になり、人と人の距離が生きていた」と当時のSNSの自分の日記にあります。
初演には「少女漫画みたい」という印象を持ちましたが、このときには「恋愛小説を読んでいるみたい」な大人の味も印象にプラス。
月の話をする場面が特に印象的で、その場面だけ、「時刻(とき)が止まったみたい」とも書いています。
その後、しばらくの間、その場面を思い出しては余韻に浸っていました。

 

はるっち
 

 初めてこの作品に出会ったのはいつだったかしら?教育文化会館だったと記憶しているけど。
主演の松本氏の俳優姿を初めて観た作品でもあり、弦巻作品に出会った最初でもあったかな。
凝ってるのか?シンプルなのか?な舞台設営で。これまで演劇にはさほど興味のなかった私だったので初着席した感想は「ふーん」くらいだったかも。

でもあれから4回は観に行ったかな。都合さえつけばもっと行きたいくらいの作品になって今私の中にある。

2016年は2回(仲間にはもっと制覇した人もいる)コンカリにいい席を取ろうと早くから最前列に並ぶ私(達)に係の方が笑っていらしたっけ。演劇鑑賞の会員のはじめて来たっていうおばさま達と並びながら、おばさま達は好きな2作品を選べるそうで、一つはこれにして絶対よかったですよ!なんて宣伝もしたり。
帰り際に「おすすめ通り楽しかった!ありがとう」って言ってくださったり。

帯広での高校生の演劇鑑賞会に仲間でついて行った?許可得てもぐりこんだ?こともあったなあ。
「目立たないようにお願いしますね(^^)」って言われて、なぜか(笑)みんなでセーラー服にするか?ブレザーにするか?学ランか?ってまじめに相談する私たちに弦巻さんがホントに焦っていたっけ(ちゃんと?後ろの席から父兄っぽく観てましたよ。教授の恋に高校生は何を思うのかなと想像しながら)。


「恋は走りだしたらとまらない」ハリラブは、きっとこの話に出会った方みんなが「ハリラブは追っかけだしたらとまらない」作品になると思う。さあ、来月2018年2月も追っかけるぞー!


みやこさん 54歳主婦

□2013年

 

弦巻楽団#18

「ユー・キャント・ハリー・ラブ!」

会場:生活支援型文化施設コンカリーニョ

 久しぶりの再演という事で楽しみにしておりましたが実はあんまり印象に残ってないのです。なんかすいません。サイズもコンカリーニョに合わせていい感じだと思ったし、松本さんも相変わらずはまり役だなとは思ったんだけど、全体的に話が入って来なかったというか。もちろんその時のこちらのコンディションもありますから出来不出来とはまた違った次元の話かもですが。ちょっと寂しい気持ちで劇場を出た記憶があります。関係者の皆さんには申し訳ありませんです。
 

長流3平(3ペェ団札幌)

 演者さんが代わるたびに観てきましたが、教授のひたすら仕事に打ち込んできた真っ直ぐでだらしなくて人に興味を持たなさそうな、何とも言えない品粗な感じと、お天気お姉さんの天然っぽくて愛らしく凛とした感じのギャップがまた良くて
くつかけさんの突拍子もないキャラクターや個性豊かな面々がドタバタとステージを駆け巡る。どのキャラクターに焦点を合わせて観ても何度でも楽しく観られる滅多にないお芝居だなぁと思います。
観終わったあとには、教授に幸あれ!と毎回思います。
今回の演者さんのキャラと観せかたによって、また今までとガラッとイメージが変わるのか…とっても楽しみにしています。


 

きりがたり なお

□2016年

 

札幌演劇シーズン2016-冬

弦巻楽団#23

「ユー・キャント・ハリー・ラブ!」

会場:生活支援型文化施設コンカリーニョ

 これは良かった!演者のバランスも作品の密度的にも1番完成度高いんじゃないかな?と感じました。なんか、お帰りなさい!!という気持ちになりました。変なの。楽しかった。三回目とは逆にウキウキしてコンカリーニョを後にしました。

 


長流3平(3ペェ団札幌)

ハチャメチャともいえるストーリー展開が、不思議なことにとてもリアルにグイグイと迫ってくるのです。
そして…。
観るたびに、教授には、いろんな感情が湧き上がってくるのですが、昨日は、教授の孤独な心に胸がギューっ。
でも、その孤独感…淋しさ…は、恋を知ったから…。
堅い殻が破れて、人間らしい柔らかな心が出てきたから…。
「人生という舞台はひとりでは演じきれない」
泣いても笑っても、人は人の中で生きてこそ、だものね。

2005年の初演は、レッドベリーという小さなスペースの小さな公演でした。
面白いけれど、正直、ドタバタとちょっと散漫な物語だなあ、と思いました。
でも、その後、2007年、2013年…と、回を追うごとにこのお芝居は成長を続け、どんどん深みを増し、いま、大きな花を咲かせています。
すごいなー。すごいなー。

私が観たどの回も終演後、みなやさしい笑顔で席を立ち、あたりには温かな空気が流れていました。
「いいお芝居をみた」というだけでなく、この公演を観た1300人もの人達と感動を共にし、心がつながったような気がして、とても嬉しかったのを覚えています。

はるっち

bottom of page